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「智将〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

智将の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真田幸村」より 著者:菊池寛
で、相当な名族で、祖父の幸隆の時武田に仕えたが、この幸隆が反間を用いるに妙を得た智将である。真田三代記と云うが、この幸隆と幸村の子の大助を加えて、四代記にしても....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、戦争をするつもりの出動でないことは、一同の胸によく納得されている。うちの大将は智将であるから、徒《いたず》らに戦争をしない。人数の総動員も、物資の総動員も、み....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
を好む人傑の面影を見ることもできます。武田信玄の股肱《ここう》として、一二を争う智将であったことは疑うべくもない。 その高坂弾正に一人の遺子《わすれがたみ》が....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
、冷静にして爽やかな応答、ウィット、たくまず、また程のよさ。 天草商事名うての智将連も、彼の前では格の違った小才子にしか見えない。 しかし団子山苦心のカクテ....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
押し鎮めて後には、周到細心、着実無比の策を施し、眼をはたらかせる深謀遠慮、沈着の智将なのである。 そして家康の一生には、その武将としての足跡には、三方ヶ原の敗....
黒田如水」より 著者:吉川英治
きと、かねての計を行え」 織田信忠は、滝川一益に、こう命じた。一益は根気のよい智将であり、信忠は撃破の気さかんな若い大将である。石橋をたたいて渡るような一益の....