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「暖帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

暖帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
すでな。たとえば今の風船にしてごろうじろ、こういうワケでげす、この地球の国の中に暖帯と書いてありやす国がござりやすがね、あすこが赤道といって、日の照りの近い土地....
高千穂に思う」より 著者:豊島与志雄
石段の下、警士の哨舎の前を、左へとって登山道である。 暫くは杉の木立、やがて、暖帯常緑濶葉樹の天然林となる。 この天然林は、山の中腹以上の広い地域に亘ってい....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
船と相会す。 二十九日、晴れ。風軽く波平らかなり。今朝、すでに熱帯圏内を脱して暖帯に入る。熱帯は赤道の南北二十三度半を限りとす。右方に豪山の脈々たるを望み、左....