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暗剣殺
「暗剣殺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
暗剣殺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
そこで悪い方位を狂わせてから目的地へ出発するという風だった。久慈が神戸を発つ日も
暗剣殺が西にあるから、船中用心をせよとくれぐれも教えた。一度親戚の家の巽の方角に....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
らんやつに、臆病風というのがある。そいつが、『大地軸孔』だけはぜひお止めなさい。
暗剣殺と三りんぼうをゴッタにしたような、あすこへ行けばかならず命はない――と、僕....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
顔を出して、あちこち敷居を低くしておけばよかったと、いま気がついても後のまつり。
暗剣殺《あんけんさつ》……八方ふさがり。
しんから途方にくれた鈴川源十郎が、五....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
た。深く勘考する時の習癖《くせ》である。 惑信と言えばまず家の方位だ。その凶は
暗剣殺で未申《ひつじさる》――西南――の方、これを本命《ほんめい》二黒土星で見れ....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
と思案をするだ。 思案をするじゃが、短気な方へ向くめえよ、後生だから一番方角を
暗剣殺に取違えねえようにの、何とか分別をつけさっせえ。 幸福と親御の処へなりま....