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曲乗り
「曲乗り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
曲乗りの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三浦右衛門の最後」より 著者:菊池寛
は勇ましく死ぬということが一つの見栄《みえ》であった。だから小さい時から飛行家が
曲乗りを研究するように、他人をあっといわせる曲死の方法を研究していた。この頃の武....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
じゃ」 「………」 「そこ、そこ、そこじゃ、流れの狭いがちと玉に瑾じゃな。いや、
曲乗り致したか。見事じゃ、見事じゃ、ほめとらするぞ」 しきりに興を催していると....
「或る精神異常者」より 著者:田中早苗
力で風のごとく乗りまわして最後に地面へとぶのだが、彼は大胆にも、その危険きわまる
曲乗りの最中に、自転車の上でさか立ちをやるということであった。 曲芸師は新聞記....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ぬところから、『金驢篇』の模倣はほんのそこここに止まる。それから俗に小栗の碁盤の
曲乗りなど伝うるに似た事は、前項でインドの智馬が蓮花を蹈んで行《ある》いたのと、....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
自転車でさえ二、三日の練習なしでは乗る事が出来ない、まして飛行機においてまたその
曲乗りや高等飛行においてはかなりの正確な技術、技法の習練が必要であろうと考える。....
「曲馬団の「トッテンカン」」より 著者:下村千秋
ったときほども入らず、やっと、見物席の三分の一がふさがっただけでしたけれど、馬の
曲乗り、自転車の
曲乗り、竹|渡り、綱渡り、空中|飛行、象の曲芸、猛獣使いの芸当、....
「米」より 著者:犬田卯
り出した。が、大人乗りのその自転車はサドルが高くて足が届かなかった。彼女はまるで
曲乗りのような具合に、横の方から片脚を差入れ、右足だけでペダルを踏み、それでも危....