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「曲筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

曲筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
て立つに及び、或は建文を称して永楽に抗するありしも亦知るべからず。永楽の時、史に曲筆多し、今いずくにか其実を知るを得ん。永楽|簒奪して功を成す、而も聡明剛毅、政....
戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
に有利にとれる間違い方だった。そんなこととは夢にも知らない族王《エミア》が、その曲筆《きょくひつ》の訳文を見て、そうか、これならいいだろうというんでにこにこ署名....
「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
はない。しかしまた吶喊と定めた上は、大将の命令を聴くのが当然だから、わたしは往々曲筆を慈んでやらぬことがある。「薬」の瑜兒の墳墓の上にわけもなく花環を添えてみた....
だいこん」より 著者:久生十蘭
まったので知らないことにしている。スタンダールは“カストロの尼僧院長”の序文で、曲筆の価値がこれ以上認められた時代も、これ以上金になった時代も嘗つてなかったと書....