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書付け
「書付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書付けの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
、そして御家来の中仁は渡邊織江、勇は秋月、智は戸村、成程斯ういう事は珍らしいから
書付けて往きましょう」 と細かに書いて暇乞を致し、帰る時に權六が門まで送り出し....
「足迹」より 著者:徳田秋声
った。 「お前にあんな親戚があるなんて、何だかおかしいじゃないか。」と、芳太郎は
書付けを書きはじめながら詰った。 「私にだって親類がありますよ。」と、お庄は顔を....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
があるかね! ところがパンフョーロフの小説じゃ、読むこと、読むこと、まるで何かの
書付け読むように読みくさる。マルケル・ブイコフが『憲法』って言葉をつかう。ズブの....
「鴫突き」より 著者:寺田寅彦
であろう。以上はただ全くの素人の想い出話のついでに思い付くままの空想を臆面もなく
書付けて見ただけである。 (昭和九年十二月『野鳥』)....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
って、膝を立て直した。すると、女は、扇をたたんでそれを帯にはさみ、その代りに何か
書付けみたようなものをひっぱり出しながら、 「今日は、こないだの次のぶんを頂戴に....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
二人の顔を見て、じっと睨んで
「仙波の家内か」
「そこの死体に、一木様が、何かお
書付けおきなされました。あの、お疵は、いかがしてお受けになりましたか、誰から――....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の内情を知ることに非常に熱心であって、どんな嘘でもチベットから出て来た人の話は皆
書付けて置くです。現にジョルバンガローにおいてはチベット人にいろいろの事を尋ねる....
「三国志」より 著者:吉川英治
より厳秘の下にそれは行われました。さて管輅は、卦を立てて、個々の盒の上に、答えを
書付けてさし出しました。 その一には、 気ヲ含ンデスベカラク変ズ。堂宇ニ依ル。....