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書史
「書史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書史の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の御損失はおびただしき事と存じ奉り候。 ――日本はまことに天幸にて、戦争の辛苦は
書史にて御覧なされ候のみ、いまだ実地を御覧なき段、重畳の御事に御座候。これは全く....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
の探求者《たんきゅうしゃ》であるわたしは、古今の美女のおもばせを慕ってもろもろの
書史《ふみ》から、語草《かたりぐさ》から、途上の邂逅《かいこう》からまで、かずか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、五月の青葉もむなしく、苦悩の都は、死に瀕していた。 「越後守様は、どちらで?」
書史門、評定所門など、庁内のあちこちを、しきりに尋ね歩いている者がある。 検断....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ひとつ鑑ていただけないかと云って託した。 その前に私は、京大図書館で近衛家の文
書史料を調べている井川定慶氏に宛てて、いったい東寔とはどこのいつ時代の僧か、また....