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書換え
「書換え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書換えの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
。そしてむずかしい言葉で昨夜の契約書の内容をいい聞かし初めた。小作料は三年ごとに
書換えの一反歩二円二十銭である事、滞納には年二割五分の利子を付する事、村税は小作....
「巡査辞職」より 著者:夢野久作
で小作に附け、納まりの悪い小作人の所有の田畑は容赦なく法律にかけて、自分の名前に
書換えて行った。それに又、配偶《つれあい》のオナリという女が亭主に負けない口達者....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
する、戦闘準備を整えているところですから……。
却説……斯様にして屍体台帳の
書換えを終りました若林博士は、その台帳を無記入の屍体検案書と一緒に、無雑作に机の....
「二重心臓」より 著者:夢野久作
るところであった。 幕が締ると皆ホッとして囁き合った。 「ねえお兄様。イクラか
書換えてあって?」 「ウン。それが不思議なんだ。この幕は大体から見て僕が書下した....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
らん」 「では、そのお手形では通れないんでございますか」 「左様」 「それではお
書換えを願いたいものでございます、急に甲府まで参らねばならないんでございますから....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
にその規則を書いた小冊子がある。 父が死ねば自然僕が戸主となって、役場へはその
書換えの届けをする筈だと思うが、また父の葬式や何かにもすでにその必要があったのだ....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
兵衛め、例によって元利耳を揃えろの、せめて利息だけは入れろの、さもなければ証文の
書換えじゃのと、さんざ一日いじめ抜いて歩き廻ったことだろうが、してみるとこれは、....