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書机
「書机〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書机の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「階段」より 著者:海野十三
が、四方の壁という壁には金文字の書籍雑誌が幾段にもぎっしりとつまっていた。広い読
書机が二つほどすこし右手によって置かれ、左手には沢山の小引出を持ったカード函が重....
「亮の追憶」より 著者:寺田寅彦
事などがスケッチの絵からわかる。浴場の絵には女の裸体がある。また紋付きの羽織で、
書机に向かって鉢巻きをしている絵の上に「アーウルサイ、モー落第してもかまん、遊ぶ....
「黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
ぎ》のポケットから紙入れを取り出して、例の紙をそのなかへ丁寧にしまいこみ、それを
書机《ライティング・デスク》のなかに入れて、錠をかけた。彼の態度は今度はだんだん....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
身丈が高かろうものなら、きっと天井に頭を打ち附けたろうと思われるような、丈の高い
書机の向うに腰掛けているのを一目見ると、スクルージは非常に興奮して叫んだ。 「ま....
「盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
鏡の下から部屋じゅうを念入りにすっかり見まわした。 僕は、彼の近くにある大きな
書机にとくに注意を向けた。その上には、一つ二つの楽器や何冊かの本とともに、いろい....
「暗号舞踏人の謎」より 著者:ドイルアーサー・コナン
べてみようじゃないですか」 書斎は小さな室であった。三方は書物を立て並べられ、
書机は普通の窓に向って置かれ、そこから庭園は見渡されるのであった。まず我々は第一....
「魔都」より 著者:久生十蘭
それで一ぺんに化の皮が剥がれてしまう」
と呟いていたが、急に立上って部屋の奥の
書机の方へ行き、その上に置かれてあった銀枠入の皇帝の写真を取りあげ、それを持って....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
そながら、ひと眼見てこよう。たぶん、それで思いが晴れるだろうからな」 竜太郎は
書机のところへ駈けて行って汽車の時間表を探し出し、あわただしく頁をひるがえして「....
「金狼」より 著者:久生十蘭
蓋のついた物々しい寝台がどっしりとすわっていた。窓のそばに桃花心木《マホガニ》の
書机がひとつ、椅子がひとつ、床の上には古新聞や尿瓶《しびん》や缶詰の空缶や金盥…....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
ているとしたら、それくらいのことをやってくださるのが当然よ。……手紙はね、書斎の
書机《デスク》の向って右の上から二番目の抽斗《ひきだし》の中に空色のリボンでくく....