書殿[語句情報] »
書殿
「書殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魔都」より 著者:久生十蘭
が嫌で、月々届けられる「夕陽新聞」の社名の入ったハトロン紙の封筒の表には「酒月秘
書殿」と書いて貰うことにしてあるというが、そんな細かい詮策はこの際大して必要はあ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
何のかのと理由づけては、白昼、得物を持った鎧武者が、内裏にまで立ち入って来た。校
書殿の大庭やら梨壺のあたりにすら、うさんな者が、まま見かけられたりするのだった。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
人数を六波羅へ帰してからお目にかかりたい。どこでお待ちくださろうか」 「ならば校
書殿の廊ノ間でお待ち申しあげておる。あれには、つねに人もいません」 「では、のち....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
身みな山上に二泊の折、足利殿には一夜不慮の刺客に襲われ、そのことで翌日、内裏の校
書殿にて親しくお詫び申したことがある。……思えば、二人が心の端を語りあったのはた....