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書簡紙
「書簡紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書簡紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、先主がしきりに草案を認めているのを眺めておりました。それは、オクターヴォ判型の
書簡紙に二枚ほどのものでしたが、認め終ると、その上に金粉を撒いて、さらに廻転封輪....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
イさんが第九三四航空隊の司令になって前線へ行ってしまうと、ランヴァンの香水入りの
書簡紙で、まいにち二十頁ずつもラブレターを書いていた。六右衛門さんの話だとマリヤ....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
いうのでもない大矢シヅの世話になっているより、よほどサッパリする。 化粧箱から
書簡紙と鉛筆をだすと、窓ぎわの机の前にすわって手紙を書きかけたが、こちらの気持を....
「蛇性の執念」より 著者:大倉燁子
た。 『こんなお写真見たことある? 文夫さまのお書斎をお片付けしたら、お机の上の
書簡紙の間から出たんだけれどもね』 お梶さんは写真を手にして、一と目見ますと忽....