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「曼荼羅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

曼荼羅の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
優の墓がたくさんありました。その隣りの最教寺は日蓮宗で、ここの宝物には蒙古退治の曼荼羅《まんだら》があるというので有名でした。これからお話をするのは、そんな有名....
十二支考」より 著者:南方熊楠
た。若年の時真言宗の金剛界曼陀羅を見ても何の事か分らず、在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読み噛《かじ》ると、塔中《たっちゅう》三十七尊を記せる内、阿※....
夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
音が開幕の合図となって、愈法水は、真夏の白昼鬼頭化影の手で織りなされた、異様な血曼荼羅を繰り拡げて行く事になった。 法水は庵主盤得尼の切髪を見て、この教団が有....
南国太平記」より 著者:直木三十五
嗽口《そうこう》、灑水《しゃすい》を置いてあった。 部屋の壁には、青地に四印|曼荼羅《まんだら》を描いた旗と、蓮華広大曼荼羅を描いたものとを掛けて、飯食を供し....
痀女抄録」より 著者:矢田津世子
先き頃、京阪方面の古刹めぐりから戻られた柳井先生の旅がたりのうちに、大和中宮寺の「天寿国曼荼羅」のおはなしがあった。わたくしは不幸にして未だに中宮寺をおとなう折にはめぐ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
陀経一巻を読みそれからその寺の霊跡を尋ねて立ち出た。そこからがすなわちこの天然の曼荼羅における純粋の所であるです。その名をセルシュンすなわち という。もちろん....