最後通牒[語句情報] » 最後通牒

「最後通牒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

最後通牒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
れて、四月五日に秀頼は、開戦を決している。 四月二十四日に、家康が大阪に遣した最後通牒は、次ぎの通りだ。 一、秀頼の封邑中、去年の兵乱に摂津の百姓離散せるは疑....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
しておりました巨額の資金と物資が貸し倒れとなるのを恐れまして、今まで最後の最後の最後通牒を独逸に発しつつ軍備の充実を計る傍ら、形勢を観望しておりましたウィルソン....
天災と国防」より 著者:寺田寅彦
いかなる程度の地震暴風津波|洪水が来るか今のところ容易に予知することができない。最後通牒も何もなしに突然襲来するのである。それだから国家を脅かす敵としてこれほど....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
隊はミミ族にたいして、自由行動をとるであろうと申しそえた。これはミミ族にたいする最後通牒であった。もし彼らがこれを聴き入れるつもりがなければ、当然宇宙戦争がはじ....
小知恵にとらわれた現代の法律学」より 著者:末弘厳太郎
は憤慨して、一週間内に立ちもどるべし、しからざれば家から離籍してしまうぞ、という最後通牒を発した。それにもかかわらず、その男が期間内に帰らないのでとうとう離籍さ....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
ち翌年二月以来艦隊を江戸湾に示威して、改めて生麦事件償金要求を含む幕府にたいする最後通牒が発せられ(五月)、幕府は江戸に戒厳令を布くとともに横浜の日本商人および....
三国志」より 著者:吉川英治
我軍門ニ降ルカ 我ニ兵ヲ送リ、 我粉砕ヲ受ケルカ と、すこぶる高圧的に不遜な最後通牒を呉へ突きつけてきているという。 もとより周瑜がそれを知らないはずはな....