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「月を越す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

月を越すの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の靴」より 著者:横光利一
こからじっと暫く足を動かそうとしなかった。 「これで、今年の米が出来上るのは、正月を越すのう。」と久左衛門は云う。 駅までは遠かった。蕎麦屋の清潔でよく拭かれ....
猿ヶ京片耳伝説」より 著者:国枝史郎
した。 「駕籠屋、桔梗屋へやれ」 と武士は、あわてたように云った。 お蘭は、月を越すと、相思の仲の、渋川宿の旅舎、布施屋の長男、進一のもとへ輿入ることになっ....