月叟[語句情報] » 月叟

「月叟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

月叟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真田幸村」より 著者:菊池寛
着くと、幸村は、只一人大野修理治長の所へ行った。その頃、薙髪していたので、伝心|月叟と名乗り、大峰の山伏であるが、祈祷の巻物差しあげたいと云う。折柄修理不在で、....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ざいましたか。申しおくれましたが、わたくしは、この麓の九度山に住居しておる隠士|月叟の一子、大助めにござります」 「月叟。……はて?」 思い出せない顔すると、....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
大坂城の秀頼から、尠からぬ金力が密かに送られていたという。しかし、幸村自身は伝心月叟と世捨人めかして、草庵に質素な生活をしていたし、そんな莫大な金を費う途はない....