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月水
「月水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月水の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
だけへ話しかけるような態度で、
「昨日《きのう》新田《にった》から返事が来たが、
月水金の内でさえあれば、いつでも喜んで御案内すると云うんだ。だからその内で都合《....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
彫り師を当たったんですがね。ところが、その凌英先生が、あいにくなことに、去年の八
月水におぼれておっ死《ち》んでしまったっていうんだから、最初の星が第一発に目算は....
「時事雑感」より 著者:寺田寅彦
曜が三度来る確率とも同じであり、また任意の他の組み合わせたとえば、「木金土」、「
月水金」……となるのとも同じである。しかしもしこれがたとえば木金土という組み合わ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》無憂、日は暖かなり堤頭の草、風は涼し橋下の流、人|若《も》しこの六を問はば、明
月水中に浮ぶ」と吟じ了《おわ》ってから、この六なるものの事蹟に就いて語り合いまし....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
像下さい。
今多賀ちゃんが、洋裁のところをしらべてかえりました。四月五日から、
月水金、いいでしょう? 私は火木土ですから大変いいわ。場所は目白の通りの左側の角....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
んが、そろそろ稽古に出かけるので、盛にカチャンカチャンバタバタをやって居ります。
月水金は夕飯ひとりよ。まだ馴れないからいやです。私はこの頃ひとりのきらいなことと....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すね、すっかりへこたれて、本買いも大したことになったとおどろきました。 来週は
月水金とあがります。今年の迅さは、無常迅速的でした。ほんのいくらか丈夫になりほん....
「出家物語」より 著者:坂口安吾
主人、とてもやさしい、物分りのいゝ人だったわ」 「洋裁の日は何曜日なんだい」 「
月水金だけど、もう行かないのよ。以前は月金で水はなかったけどね」 「やれやれ、月....
「光は影を」より 著者:岸田国士
いと唾を呑み、 「今日はどうでもいゝんですが、ちよつとのぞいてみます。ほんとは、
月水なんです」 「
月水……あたくしのお稽古とおんなじ日ですわ」 「なんのお稽古で....
「一癖あるどじょう」より 著者:北大路魯山人
ある。柳川は日本一の優良すっぽんの出るところ。一望千里の田野を縫う賽の目のような
月水|濠は、すっぽんとともに優良などじょうを産する。ほかでは見られないまでに、持....