有りや無しや[語句情報] » 有りや無しや

「有りや無しや〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有りや無しやの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
深夜の市長」より 著者:海野十三
庭が見える。石の階段を踏み外したと思ったら、もう中庭に出た。さあ、輪太郎の怪塔は有りや無しやと仰いで見れば、あったぞ、あったぞ、夜目にも屹然と聳える見覚えある高....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
、当時の社会を見れば(中略)真面目に女学論など唱ふるも耳を傾けて静に之を聞くもの有りや無しや甚だ覚束なき有様」だったので、漸々彼が六十八歳の生涯を閉る僅か二年前....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
狂する如くにして、真面目《まじめ》に女学論など唱うるも耳を傾けて静に之を聞くもの有りや無しや甚だ覚束《おぼつか》なき有様なるにぞ、只これを心に蓄うるのみにして容....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
て、小坂部はかさねて礼を述べて別れた。 「いずれ改めてお礼ながら、この歌の返しの有りや無しやもお知らせ申しにまいりまする。」 「いや、いや、それには及ばぬ。その....