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有史
「有史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
有史の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
業の偉大に籠絡《ろうらく》されることを愛するものである。が、偉大に直面することは
有史以来愛したことはない。
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「侏儒《しゅじゅ》の言葉」十二月号の....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
った。 地球は、陸といわず海といわず、その全面より、大噴火を始めたのであった。
有史以来の大異変が襲来したのであった。 志々度博士の訂正 崩壊しつく....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
、誰にも首肯されるに至った。さてこそまことに天下一大事、この事件にまさる大事件は
有史五千年このかた記録にも予想にもなかったといえる。前置きはこのくらいに停め、そ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
様であったところのいろいろの宇宙観の当否に関するものであった。これに答えるには、
有史以前から既にとうにすべての思索者たちの興味を惹いていた宇宙進化の諸問題に関す....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
い、なぐり合いを始める。因業な話で共倒れになるのじゃないか。ヒットラー統率の下に
有史以来未曽有の大活躍をしている友邦ドイツに対しては、誠に失礼な言い方と思います....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
に働かせて、本国からの指令を、ひたすら憧れていた。 丁度その頃、東洋方面には、
有史以来の険悪な空気が、渦を巻いていた。 わが日本の上海駐在の総領事惨殺事件と....
「蠅男」より 著者:海野十三
にも絶するそのような奇々怪々なる人間だとは、気がついていなかったのだ。蠅男こそは
有史以来二人とない怪人だったのである。さて、いかなる怪人であったろうか。それを知....
「海底大陸」より 著者:海野十三
なわねばならぬ。さもなければ、わが人類対海底超人の無益な争闘が起こって、ついには
有史上最大の悲劇を生むであろうことを、あえて警告したい。――」 と、博士は放送....
「地球盗難」より 著者:海野十三
の耳にも伝わった。 彼はその夏のうちに読破しようと思って持って来たギブソンの「
有史前に於ける生物発生論」という大冊の原書をひきよせて最初からおよそ三分の一の所....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ような気持でいた。前人未踏の、この東端まできて悪魔の尿溜をのぞいたのは、おそらく
有史以来この三人だけかと思うと、自然の尊位と威力を踏みにじった気にもなるが、なに....
「火星探険」より 著者:海野十三
生物の恐るべき迫害にさらされるのではなかろうか。ちょうどわれら人類の祖先が、かの
有史前において、昼といわず夜といわず、猛獣毒蛇の襲撃にあい、毎日の如く大きい犠牲....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
― この日こそ、千古にわたって記憶せらるべき重大な日となった。 東洋一帯を、
有史以来の大戦雲が、その真黒な大翼の下につつんでしまった日だ。 飛行島の朝まだ....
「女性の不平とよろこび」より 著者:岡本かの子
、内側の生命が萎縮してしまう。 男が伸々と拘束なしに内側の生命を伸す間に、女は
有史以来|圧えためられてそれを萎縮されてしまった。 生理的から観ても、女の肉体....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
った女の身の上が、物語の上に伝誦せられるわけがなかったのである。 私はいわゆる
有史以後奈良朝以前の日本人を、万葉人と言い慣してきた。万葉集はほぼ、日本民族が国....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
附くまい。が、寝言にまでもこの一大事の場合を歌っていたのだから、失敗うまでもこの
有史以来の大動揺の舞台に立たして見たかった。 ヨッフェが来た時、二葉亭が一枚会....