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「有給〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有給の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
雇するにも組合の規則でやらなくちゃなんねえ。工場なんかじゃ、お前、一年に一ヵ月も有給休暇があって、労働者が休みに行く家まで政府からわり当てられているんだとよ」 ....
刻々」より 著者:宮本百合子
と、各駅にオゾン発生器をおくこと、宿直手当、便所設置その他を獲得し、婦人従業員の有給生理休暇要求は拒絶されて女子の賜暇を男子と同じによこせ、事務服の夏二枚冬一枚....
女給」より 著者:細井和喜蔵
為めに必要なのであるから無論奴隷的悪制度である。で、以上の三項を根本的に改革して有給通勤祝儀廃止制を採って女給やお座敷女中は全然酌をせぬことにし、客の側にへばり....
スモーリヌイに翻る赤旗」より 著者:宮本百合子
来る赤坊の生存権を保護して来た。たとえば、姙娠している労働婦人は出産前後四ヵ月の有給休暇を貰う。出産のための産院は無料だ。赤坊のキモノや何かのための支度金を二十....
五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
ってこれはある。労働者クラブの図書館。農民の家の図書館。夏休み、勤労者が一ヵ月の有給休暇で「休みの家」へ行く時には、その附近に大抵図書館の出張所が出来る。 現....
五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
の航行は、実に心地のいい休養だ。ニージュニときくと、恐らく或る者は(来年あたり、有給一ヵ月休暇に一つヴォルガ下りをやりたいナ)そう思いもするだろう。 いずれに....
「市の無料産院」と「身の上相談」」より 著者:宮本百合子
な子を生むように、あらゆる法律で、利益を与えている。 労働婦人はみんな四ヵ月の有給休暇をもらって、月給の半分の仕度金を貰って、そして無料産院で赤坊を生み、なお....
生きるための協力者」より 著者:宮本百合子
務など、無理のない部署に配置されて八ヵ月までつとめます。産前二ヵ月、産後二ヵ月、有給休暇をとります。そして居住地域の産院、母子健康相談所が、若い母と子との健康の....
社会と人間の成長」より 著者:宮本百合子
娘も勤めて組合に属している、三人とも組合に属している。その上教育中の息子と娘とは有給の専門教育をうけられます。これらのひとびとは国民健康保険、養老年金、傷害保険....
砂遊場からの同志」より 著者:宮本百合子
室、クラブ室などは勿論共通だ。 学校ばかりか、すべての勤労者が、年に一ヵ月ずつ有給休暇をとって休みに行く「休みの家」でも、こういう工合にやられている。 夫婦....
共産党公判を傍聴して」より 著者:宮本百合子
を貰うのだそうです。勿論女も男と同じ労働に対しては同一の賃銀で、産前産後四ヵ月の有給休暇を貰う。無料の産院がある。そして、昔はブルジョアや貴族がもっていた別荘を....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
かなり困難な状態にあった。相続当時計画していたような大規模な研究室を作り、数人の有給助手をおくような望みは絶えてしまった。こういう環境の下にレーリーは遂に就任を....
光は影を」より 著者:岸田国士
僕の考えじや、この会社も、頭でつかちだということですよ。資本金百万足らずの会社に有給の重役が五人もいるなんて、およそ意味ないじやありませんか」 「それがどうにも....
キビキビした青年紳士」より 著者:甲賀三郎
を見ることが出来ないから、専任の人を迎えることになった、もっとも庶務担当者として有給の書記が一人二人いたのであるが、今度迎えるのはそれらの上に立つ人で何でも書記....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
方でどうにか食って行けるだけの収入を得るようになるまでには数年間かかった。その後有給教授の職を獲て、一八〇二年に結婚した。その翌年娘が生まれたが、これは丈夫に育....