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朝げ
「朝げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝げの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
広げて、と見こう見している君は、振り向きもせずに、ぶっきらぼうにそう答える。 「
朝げにまた眠いとってこづき起こされべえに」にっと片頬に笑みをたたえて妹は君にいた....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
と、江戸の町に景物が決まって二つふえる。角兵衛獅子《かくべえじし》に柳原お馬場の
朝げいこ、その二つです。 トウトウトウトウ……ハイヨウハイヨウ……と、まだ起き....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
てやらなけりゃあならない。
朝風呂にはいって、あっさりと隠し化粧をすると、軽く
朝げをすまして、例の町女房にしては、少し小意気《こいき》だというみなり、お高祖頭....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
のである。 朝と夕との本式の食事を、古い日本語ではケといっていたらしい。今でも
朝げ夕げという名を使う人がすこしはあり、また神さまにさし上げるお膳は、朝みけだと....