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朝鮮語
「朝鮮語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝鮮語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ですが、それよりももっと見物をあっといわした珍趣向は、そのぬれごとのせりふが全部
朝鮮語であるということでした。むろん、でたらめの
朝鮮語ではありますが、ともかくも....
「光の中に」より 著者:金史良
。彼は戸を閉めると挑みかかるような調子で私の前に立ちはだかった。 「先生」それは
朝鮮語だった。 私ははっと思った。子供たちもどういう意味かは知らないが何か嶮し....
「故郷を想う」より 著者:金史良
たりすると、時には思わず微笑ましくなり、又涙ぐましくも悦に入ったりするのだ。あの
朝鮮語のふざけた弥次を聞くのが又大好きと来ている。思わず吹き出してしまう。これは....
「安重根」より 著者:谷譲次
、人家の屋根、ニコライ堂、禿山などのウラジオ風景。遠くに一線の海。 壁は、露語と
朝鮮語の宣伝びらや、切抜きや楽書でいっぱいだ。漢字で「八道義兵」、「大韓独立」、....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
に出る場合がある。そこで本邦地名の問題に触れるとなれば、自然の勢いで、アイヌ語や
朝鮮語による地名起原説を参照しなければならぬ事になる。そうなると問題は自然自然に....
「天馬」より 著者:金史良
「期待しますわ」女流詩人はこの上もなく感動して小さな目を輝かした。 「僕はもう
朝鮮語の創作にはこりました。
朝鮮語なんか糞喰らえです。だってそれは滅亡の呪符です....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
しにといってよい位い、その自由を束縛され始めたのではないかと想像される節がある。
朝鮮語のトーキーは内地で上映禁止の前例を獲得したし、内地の某地方の官憲は朝鮮人の....
「虎狩」より 著者:中島敦
地人ではないと解る方の男にも私は一寸頭を下げた。その男も黙ったまま之に応じ、趙の
朝鮮語での説明を聞きながら、私の顔を見下して微笑した。 発車は丁度四時。一行は....
「言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
がゼンでありまたネンであると同じわけである。蒙古語の夏は 〔ju:n〕 である。
朝鮮語の「ナツ」は昼である。しかし
朝鮮語で夏を意味する言葉は「ヨールム」で熱がヨ....
「穴」より 著者:黒島伝治
はやし、不潔な陋屋の臭いが肉体にしみこんでいる。垢に汚れた老人だ。通訳が、何か、
朝鮮語で云って、手を動かした。腰掛に坐れと云っていることが傍にいる彼に分った。だ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ちょうどクリにおけると同じである。 クルミの語原は呉果《クルミ》であって、呉は
朝鮮語でクルというといわれ、それでクルミになるのである。そしてクルミの漢名は胡桃....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
》となった。このオカトトキのオカは岡で、その生《は》えている場所を示し、トトキは
朝鮮語でその草を示している。このトトキの語が、今日《こんにち》なお日本の農民間に....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
字の朝鮮音から導かれたのであろうというのである。崔世珍の訓蒙字会によると、傀儡の
朝鮮語は Koang-tai で、その ng を日本語に移すと、gu になる例で....
「撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
うかつ》」したら兵士は逃散したが指揮官だけは決死の形相で道をはばんでいる。今度は
朝鮮語のできるフェロン師の番だ。うまく説教したと見えて、やがて指揮官は、おりがら....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
城市の東南の龍山にある漢江の河原に出て、朝鮮人のバラスとりの監督をするのである。
朝鮮語で『オソオソ!』、つまり早く早く、とせき立てながら監督するわけだ。だがこの....