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木っ端
「木っ端〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木っ端の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古木」より 著者:豊島与志雄
見ました。 「やってくれるかね。」 「お任せ下さい。伐り倒すばかりか、薪なら薪、
木っ端なら
木っ端と、お望み通りにこなして御覧に入れます。椎の木ってやつは、情けな....
「三国志」より 著者:吉川英治
して、数日の間に、木鹿王は自国の軍を率いて来ましょう。木鹿軍が来れば、蜀軍などは
木っ端微塵です」 彼の姉|祝融夫人も、その良人|孟獲も、今はそれだけを一縷の希....
「三国志」より 著者:吉川英治
。魏延はちょっと出て、槍を合わせたが、すぐ偽り負けて逃げ奔った。 「口ほどもない
木っ端ども」 と、張※は眼尻で嘲りつつ、また先へ急いだ。そして約二十里ほど来る....
「はつ恋」より 著者:神西清
は、さっと血ばしって、満面に朱をそそぎ、今にもみんなに躍りかかって、わたしたちを
木っ端みじんに八方へ投げ飛ばしそうな剣幕を見せたが、令嬢がちらりと彼を見て、指を....