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木米
「木米〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木米の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「簪につけた短冊」より 著者:田中貢太郎
日本橋|区本町三丁目一番地|嚢物商鈴
木米次郎方の婢おきんと云うのが、某夜九時すぎ裏手にある便所へ入ろうとして扉をあけ....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
の前講に看板へ名もつらねず出演していたのだが、数年後めきめきと売り出したのが寿々
木米若君で、この時は第一回渡米から帰り立ての青年浪曲師だった。劇場前の宿屋の二階....
「漱石の人物」より 著者:和辻哲郎
や宋画や琳派の作品など、尤物ぞろいであったが、文人画にも大雅、蕪村、竹田、玉堂、
木米などの傑れたものがたくさんあった。あれを見たら先生はさぞ喜ぶだろうと思ったの....
「近作鉢の会に一言」より 著者:北大路魯山人
れて誇りがましき料理の着物として存在しています。なお個人作家としては仁清、乾山、
木米等もっとも崇敬の的となり、好事家識者の間に重きをなしております。 しかしな....
「河豚は毒魚か」より 著者:北大路魯山人
栖鳳や大観の美味さではない。靫彦、古径でもない。芳崖、雅邦でもない。崋山、竹田、
木米でもない。呉春あるいは応挙か。ノー。しからば大雅か蕪村か玉堂か。まだまだ。で....
「民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
ょう。あの光悦が捕えたいと腐心したのも、南方朝鮮の下手な茶碗に潜む美でした。あの
木米が、鋭くねらった煎茶茶碗の美も、明清の下手な蒔絵に宿る風格でした。 これを....