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末女
「末女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
末女の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ある。
四
儂の家族は、主人夫婦の外明治四十一年の秋以来兄の
末女をもらって居る。名を鶴と云う。鶴は千年、千歳村に鶴はふさわしい。三歳の年|貰....
「源氏物語」より 著者:紫式部
できない過渡時代だからですよ」 宮はこんな言いわけをあそばされる。 右大臣は
末女の六の君に何の関心もお持ちにならぬ宮を少し怨めしがっていた。宮は親戚の中での....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
なっているうちにわかったことだが、みつ子というのはその医者の奥さんで、白野老人の
末女に当るのだった。この人がまた非常に親切で、歳はもう四十に近かったが、まるで専....
「芳川鎌子」より 著者:長谷川時雨
るということを語っている。それにも一つは、男子の家督のない家で、長女が外へ出て、
末女が家を嗣《つ》いでいるという事に、何処となく間違ったところがあるような気がす....