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末様
「末様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
末様の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
なんで……ヘヘ……有難う存じます。只今お釣銭を……あ……どうも相済みません。お粗
末様で……」 吾輩は、五十銭玉を一個、若い親方の手に握らせて表へ出た。ブラリブ....
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
「はい、はい」 爺は、周章《あわ》てて、引込んだが 「十二文で御座ります。御粗
末様で」 右源太は、腰の巾着から小銭を出して、ばらばら腰掛けへ落して、編笠を掴....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
分け目を熟と瞻ると、奴、いや、少年の助手が、肩から足の上まで刷毛を掛ける。「お麁
末様。」「お世話でした。」と好い気持になって、扉を出ると、大理石の床続きの隣、パ....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
がらさきに挨拶に来た時より、打解けまして馴々しく、 「どうも行届きませんで、御粗
末様でございます。」 「いや色々、さあずッとこちらへ、何か女中が御病気だそうで、....