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本子
「本子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
なは、江戸っ子じゃねえんですか!」 「うるせえな。おめえが江戸っ子なら、おりゃ日
本子だッ。はばかりながら、あれしきのけんつくに、むっつり右門ともあろうおれが、た....
「九月の或る日」より 著者:宮本百合子
小さい金をかぶせた歯が一つちらりと見える。他の歯は大人の歯だのにそれだけ金色で一
本子供のままに小さい。幼い娘だった時分、金歯にしてしてとねだって一本何でもないの....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
才坊は微動さえしない。 だんだん夜が更けて行く。 とまたコトンと窓が開き、一
本子供の腕が出た。続いて子供の顔が出た。風船売の少年である。今まで窓の外に立ち、....