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「本居宣長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本居宣長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
美樹《かとううまき》の説として『古言梯《こげんてい》』の初めに出ております。また本居宣長《もとおりのりなが》翁《おう》もやはり『古事記伝』の初めの総論に「仮字《....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
十三歳を迎えたころの彼は、言葉の世界に見つけた学問のよろこびを通して、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤などの諸先輩がのこして置いて行った大きな仕事を想像するような若....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
者、もしくは百姓、町人であった。先師篤胤その人がすでに医者の出であり、師の師なる本居宣長もまた医者であった。半蔵らの旧師宮川寛斎が中津川の医者であったことも偶然....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
と手を引き合い、どうかして新政府を護り立て、後進のためにここまで道をあけてくれた本居宣長らの足跡をその明日にもたどりたいと願った。 五 三月下旬....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
知のものが小集を催した時の記念である。その時の正胤から半蔵に贈られたものである。本居宣長の筆になった人麿の画像もなつかしいものではあったが、それにもまして正香を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
は十日《とをか》を と答えたという事蹟がある。 ここに立てる石碑のうちには、本居宣長《もとおりのりなが》の「酒折宮寿詞《さかおりのみやよごと》」を平田篤胤《....
人の言葉――自分の言葉」より 著者:寺田寅彦
あしきをいわず、ひたぶるに古きを守るは、学問の道には、いうかいなきわざなり。」(本居宣長『玉かつま』) この初めの「古を考うる事」というのを「物理学上のいかな....
人生における離合について」より 著者:倉田百三
に構成されているかということは恐らく人知の意表に出るようなことがありはしないか。本居宣長もそういうようなことをいっている。日蓮の手紙には、「霊山にて逢ひまゐらせ....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
衛門と不和であった。理由は、二人ながら、国学者で、尊王家であったが、忠右衛門は、本居宣長の流れを汲む者であり、左衛門は、平田|篤胤の門下をもって任じている者であ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
う秘術をつくして、松阪牛独特の美しいカノコシボリの牛肉が仕上るのだそうだ。どうも本居宣長の故里であり、牛肉まで神話の如くに神秘的だ。 松阪牛というのは、松阪で....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
」などともある。この「手長」を賀茂真淵翁は、「手」は発語で単に長い意味だと云い、本居宣長翁は「足長」の義だと説かれたが、自分はやはり手長の神に関係して考えたい。....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
とともに隠者文学の粋としてもてはやされたもので、江戸時代になってもながく尊まれ、本居宣長などもなかなか感心して『草庵集|玉箒』という註釈(『本居宣長全集』第十三....
古事記」より 著者:武田祐吉
學が興るに及んでは、日本書紀をもつて漢意が多いとし、古事記を偏重するようになり、本居宣長の古事記傳の如き大著をも見るに至つた。 最後に古事記の註釋書のおもなも....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
家矛盾によって自滅しなければならぬことがわかろう。 こういう考え方に反して昔の本居宣長は神代の巻の話をそのまま文字通りに事実だと信じた。人間の浅智から見れば不....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
として信奉するところにある。もっとも神代については、必ずしもモトオリ・ノリナガ(本居宣長)の如く『古事記』の記載をすべて文字のままに事実として信ずるには限らず、....