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「本州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本州の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
実際彼の自然を見る目に最も影響を与えたのは見すぼらしい本所の町々だった。彼は後年本州の国々へ時々短い旅行をした。が、荒あらしい木曾《きそ》の自然は常に彼を不安に....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
い程鋭気に満ちて来る。やれやれ、何か面白い事をやってくれようと、そこで企てたのが本州横断徒歩旅行! もちろん亜弗利加《アフリカ》内地旅行だの、両極探検だのに比す....
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
は、壮年期ともいうべき、最も成熟し切った発達を遂げている、これらの大岩壁は、日本本州の脊髄骨ともなり、または日本本州という大館を支える鉄骨ともなって、海抜一万尺....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
東北方面である。 七月十五日 ◯昨十四日は釜石が敵艦隊のため艦砲射撃を受けた。本州艦砲射撃の最初である。 ◯昨十四日は、二次のKB来襲。主として東北及北海道南....
谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
こんだ。 岩石の長い軌道は、雲から雲に出没して、虚空を泳いでいる、そうして日本本州の最高凸点なる、飛騨と信濃の境になっている、信濃方面の斜めな草原に下りたとき....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
吉博士は、シロシャクナゲなる名を用いておられる、博士によれば、シロシャクナゲは、本州中部の高山から、北海道にまで分布し、多数の標本を集めて見ると、葉裏全く無毛の....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
スカからも行くとも。飛行場はウンと作ってあるからね。千島群島から、北海道を経て、本州へ攻めてゆくのだが、ブロムリー中尉、ハーンドーン、バングボーン両君、わがリン....
空襲警報」より 著者:海野十三
」 「○○海を越えてきました敵の超重爆四機が、攻撃いたしましたのは、大体に於て、本州中部地方の北半分の主要都市でございました。焼夷弾が十トン毒瓦斯弾が四トン、破....
くまと車掌」より 著者:木内高音
内地の人の知らない、北海道だけのお話がだいぶのっていたようです。(わたしたちは、本州のことを内地内地と、なつかしがって、よんでいました。) たとえは、くまが納....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
六七名、また案内かたがたともに登山せられた。 石城山の神籠石は、この種の遺蹟が本州にも存在していることを始めて証拠立てたもので、神籠石研究上に一つの記念となす....
本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
本編は去る七月十一、十二の両日にわたって、仙台放送局の需めに応じて放送したところであります。本州における蝦夷の末路は、実は私が創刊号以来、引続き本誌上で継続研究したい積りの....
西航日録」より 著者:井上円了
るがごとし。ゆえに、 探勝春余泝澗流、瑞湖風色入吟眸、水清樹緑山如活、始見泰西日本州。 (風景のすぐれた地に春のなごりを求めて谷川の流れをさかのぼれば、スイスの....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
思ひきや同じ月日の照る国で、五月の頃に菊を見んとは 郊外は果林または牧場のみ。本州は目下りんごの収穫期にして、わが船に積載せる函数四万八千個に及ぶ。当市の電車....
古事記」より 著者:太安万侶
《さど》の島をお生みになりました。次に大倭豐秋津島《おおやまととよあきつしま》(本州)をお生みになりました。またの名をアマツミソラトヨアキツネワケといいます。こ....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
も駄目だとのお返事だ。冗談じゃない、こちらではもう桜が咲きかけているころだ。同じ本州のうちでも奥羽地方となるとそんなにまで様子が違うものか、これは一つ遺蹟踏査よ....