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「本日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本日の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
間諜座事件」より 著者:海野十三
30ハ間諜座内ニ其儘止リテ、打出シト共ニ群衆ニ紛レテ脱出セヨ。 (二)右ノ報告ヲ本日午後十時マデニ報告シ得ザルトキハ、在京同志ハ悉ク明朝ヲ待タズシテ鏖殺セラルル....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
三重県ニ行ナイシト。埠頭ヲ狙イ、南西部市街等ニ火災起リシ由ナリ。 二月十日 ◯本日は朝から敵機がちょろちょろ入って来ると思ったら、二時頃から九十機来襲、ただし....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
っていたので博士の御帰りを待って居りましたが、遂《つい》に博士はお帰りにならず、本日午前十時になっても姿をお現わしになりません。それ故にこれは大変だと思い――今....
怪星ガン」より 著者:海野十三
宙旅行をつづけていたことは、みなさんよくごぞんじの通りであります。 地球時間の本日七時五十五分に『宇宙の女王』号は謎の文句をのせた無電を放送いたしました。その....
金属人間」より 著者:海野十三
行ったかすがたがなく、表の札売場《ふだうりば》はぴったりと閉じられ、「都合により本日休業」のはり紙が四、五枚はりつけられ、そよかぜにひらひらしていた。 ふたり....
火星探険」より 著者:海野十三
より早くは、やらないからそのつもりで……」 この会話によると、この地区一帯に、本日の午後三時以後R瓦斯がまかれるらしい。R瓦斯というのは、或る学会雑誌に出てい....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
と、帆村がもう一度同じことをいった。 「やあ、まったく困ってしまったんです。本日午前七時、竜造寺兵曹長は、成層圏機に乗ってここを出発しました。命令によると、....
火星兵団」より 著者:海野十三
の人類諸君よ!」 というフンク博士の呼びかけの言葉だけだった。 「ああ、諸君。本日ここに、諸君を驚かすニュースを発表しなければならない仕儀となったことを、予は....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
行島の工事は思いのほか早く出来あがることがわかった。多分三週間ののちと思われる。本日二十インチの大砲八門を積んでいることを発見した。川上」 受信時間をみると今....
空襲警報」より 著者:海野十三
します」 しばらく間があって、やがて軍人らしい荘重な声がひびいてきた。―― 「本日午後八時、全国に防空令がくだされました。その目的は、S国の強力なる空軍が、わ....
諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
』という玩具の事を書いた書の中にも、ベタン人形として挙げてあるのはこれで、肥後熊本日奈久で作られます。僕は上方風にベッタ人形といっているが、ベタン人形と同じもの....
」より 著者:犬田卯
ら軒下へ出て一行を迎えたおせきは、丁寧に被っていた手拭をとって、 「これはまア、本日はご苦労さんでございます」と改まった東京風の言葉で挨拶した。 「いい日だなア....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
「僕は、本月本日を以て目出たく死去|仕候」という死亡の自家広告を出したのは斎藤緑雨が一生のお....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
み、十時五十分、横尾の谷底につき、休憩して中食をしまう。 同行のフ氏は、晩くも本日午前十時までに、槍下で、昨日温泉から直接槍に向うた友人と出逢う手筈だ、という....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
れに加わるを名誉とすというも、他国に聞かざるところなり。一年一回、大演習をなす。本日はすなわちその日に当たれり。 三十日、晴れ。朝、三隅氏とともに銀行に至り、....