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本月
「本月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本月の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
うに書いてあった。
「捕獲。――ボルネオ種のたいそう大きい黄褐色の猩々一匹。
本月――日早朝〔殺人事件のあった朝〕、ボア・ド・ブローニュにて。所有者(マルタ島....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
になつかしい。 十一月十七日(日) ◯十月中旬より血痰が出て、静養していたが、
本月上旬にはとまり、今は治っている。この数日急に寒くなり、風邪をひいたらしく、ゆ....
「琥珀のパイプ」より 著者:甲賀三郎
のどの若い会社員もした様な一分の隙もない服装で、揚々としてふくらんだ胸、そこには
本月分の俸給の袋と、もう一封それは今年の夏は多分駄目とあきらめていた思いがけない....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
判所へ控訴いたしました」 丹下はおず/\と述べた。 「そして東京監獄に居るうち
本月一日から十五日まで支倉と同監いたしました。同監いたしましてから間もなく支倉の....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
ッチリ音がした。すなわち弦返りの音である。敵の一人が射たらしい、征矢《そや》が一
本月光を縫い、唸りを為《な》して飛んで来た。 際どく飛び違って小一郎は、刀を上....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
と、強き激励とは、私どもの終生忘るべからざるところであります。 裁判は、たぶん
本月中に右か左かの決定があることと思います。 巣鴨から * 堀保子宛・明....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
二十七日『東京朝日新聞』) 四十六 大洋中の拾い物
本月十四日の本紙に横浜の人が北太平洋で鮫漁中に英文の手紙の入った空瓶を拾うた記事....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
った。それには、四角ばった時候の挨拶のあとに、次のような文句が書いてあった。 「
本月八日御地に参上の用件これあり、その節は久々にて次郎様にもお目にかかり度、それ....
「火の扉」より 著者:岸田国士
御配慮にあずかつたことについては、今、御礼を申上げるのが適当かと思います。両人は
本月十日、正式に結婚いたすことに決めました。障がいとしては、たしかに得がたい女性....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ろ迷ひぬるは、綣恋之情かたみに同じかるべし。まづ尊堂も弊盧も無事なるはうれし。扨
本月一日大洪水、堅固なる千住橋|並吾妻橋押流し、外諸州の水災|抔惨状、こは追々新....
「真珠塔の秘密」より 著者:甲賀三郎
、一基の真珠塔を出陳して世人を驚かした事は、尚諸君の記憶に新なる所であろう。所が
本月より×××省主催の美術工芸品展覧会が、上野竹の台に開催せらるると、近来M真珠....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
「僕は、
本月本日を以て目出たく死去|仕候」という死亡の自家広告を出したのは斎藤緑雨が一生....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
くてただおもひくづをれてのみくらす、誠にはかなきことにこそあれ。」 「反訳叢書は
本月うちに発兌せんといひしを如何にせしやらん、今においてその事なし、この雑誌には....
「棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
い、澄み渡った波を、小舟で乗り切って、およそ、十五、六分くらいの距離であろうか。
本月二十二日の日曜、ここへ遊びに行った、市内古町住宅九十三号、大村入国者収容所職....
「空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
に示した。 「オーナー・フライヤーの参加を希望す。 本誌“北極”主催のもとに、
本月二十五日、土曜日、午後十時より大阪――東京間を指定区域とせる飛行機による宝探....