本本[語句情報] » 本本

「本本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本本の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
ては、壮年期ともいうべき、最も成熟し切った発達を遂げている、これらの大岩壁は、日本本州の脊髄骨ともなり、または日本本州という大館を支える鉄骨ともなって、海抜一万....
戦争中止を望む」より 著者:伊丹万作
するは単なるうぬぼれにすぎない。あるいは魯鈍に過ぎない。 すべてを犠牲にして日本本土の存続をはかる時期は今をおいてはない。日は一日と状態を悪化せしめる。今なら....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
の如く、主として航空機による攻撃力が増大したる結果である。当局は、敵国航空機の日本本土侵略に対し、充分なる準備と重大なる覚悟とを有するものであるが、元来航空機の....
谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
えこんだ。 岩石の長い軌道は、雲から雲に出没して、虚空を泳いでいる、そうして日本本州の最高凸点なる、飛騨と信濃の境になっている、信濃方面の斜めな草原に下りたと....
地球要塞」より 著者:海野十三
オルガ姫はお喋りをやめない。 「……鎖が、また一本切れました。あ、また別の鎖が二本本艇の胴を巻きました。深度五十四、五十三、五十二、五十……」 私はやっと、完....
火星兵団」より 著者:海野十三
また、そうなるまでの事情はともかくも、いいことではなかった。我が日本は昔から、日本本土を敵に占領されたことはなかった。いくら地球外に住んでいる火星人の襲来だから....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
とラサ島との中間だが、そこを狙って北上するんだ。そうなると、われわれは明放しの日本本土の南方海面に侵入できるんだ。そこで早速飛行島から爆撃飛行団を飛ばせて、一挙....
空襲警報」より 著者:海野十三
国植民地とするその最初の斧をふりおろすのだ。ああ、愉快!」 と、航空地図上の日本本土の横腹に、赤鉛筆で大きな矢印を描き、更に日附と自分のサインを誇らしげに書き....
日本文化私観」より 著者:坂口安吾
ばならないのである。だから、昔日本に行われていたことが、昔行われていたために、日本本来のものだということは成立たない。外国に於て行われ、日本には行われていなかっ....
淪落の青春」より 著者:坂口安吾
も後のことで、おぼろげながら故国の様子も伝わっており、別に感動もなく引揚船から日本本土へ、東京を廻って、故郷の山国へ帰ってきた。 実際彼がふるさとへ帰ってきて....
坂口流の将棋観」より 著者:坂口安吾
勝負本来の原則にすぎないのである。然し、日本の各方面に於て、この敗戦によって、日本本来の欠点を知って、事物の当然な原則へ立直ったもの、つまり、ともかく、当然に新....
呉清源」より 著者:坂口安吾
えって、負けとなった。こういう風聞が行われているのである。 だから、呉氏は、岩本本因坊の外出に断々乎として非理を説いて、ゆずらない。結局、呉氏の信頼する黒白童....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
無益ではないか! すべからく天下に罪を謝し、政治を京師へ奉還し、天皇様御親政の日本本来の、自然の政体に返すべきじゃ!」 「先生々々、もうその御議論は……」 矩....
九段」より 著者:坂口安吾
ない結果になった。 私が「もみぢ」を知ったのは、足かけ四年前になる。呉清源と岩本本因坊の十番碁が読売新聞の主催で行われることになり、その第一回戦がこの旅館でひ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
物した中で、一ツだけ二度と見ることができそうもない珍勝負があった。 呉清源と岩本本因坊との十番碁の第一局であるが、当時、呉清源をめぐってモロモロの十番碁が行わ....