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「本法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本法の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十円札」より 著者:芥川竜之介
大友雄吉《おおともゆうきち》も妻子《さいし》と一しょに三畳の二階を借りている。松本法城《まつもとほうじょう》も――松本法城は結婚以来少し楽《らく》に暮らしている....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
修正案の主要な項目なるものも、外人に対して実に譲りに譲ったものであった。第一、日本法廷の裁判官中に三十人ないし四十人の外国人判事を入れ、また十一人の外国人検事を....
読書法」より 著者:戸坂潤
問題にした哲学上の諸解決をば思いださせるように触れて行っている。例えば弁証法の根本法則の一つ「量から質への転化及びその逆」の問題とか、形式論理学の問題とか、認識....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
に於ける符合でなくして、楽典の背後にある音楽の根本原理――音の関係に於ける美の根本法則――と、或る本質的なる、*大体に於ける一致があるべき筈だ。なぜならば言語の....
科学論」より 著者:戸坂潤
ぬ。と云うのは、実在の反映・模写でなければならなかった。そうすると、思惟一般の根本法則(夫が唯物弁証法一般だったわけだが)は、無論この実在の根本法則に照応すれば....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ものは、要するに弁証法の自覚でしかない。吾々にとっては弁証法を先ず第一に存在の根本法則と考えなければならぬ理由があり、そして存在と存在の意識とをあくまで区別する....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
の見方や作為ではない。丁度弁証法が主観の物の見方や主義ではなくて、物そのものの根本法則であるように、風刺はリアリティーそのものの内にぞくするのである。ただ風刺と....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ということにすぎないのだ。これはブルジョア・ジャーナリズムの今更驚くに足りない基本法則の現われに過ぎない(もしジャーナリズムの束縛を脱し、自由なる文学的活動を問....
辞典」より 著者:戸坂潤
揚(否定の否定)とに基く。以上は自然という主観から独立した客観的存在そのものの根本法則に他ならぬ。―次に此自然そのものを研究する自然科学は、自然に関して弁証法的....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
々していないと聞いていると云うが、それは如何なる根拠に即するか。一木氏の著書『日本法令予算論』(明治二十五年五月の三日初版・三十二年十一月十五日再版)を見ると、....
丹下左膳」より 著者:林不忘
法恩寺をはじめとして近くに真成《しんせい》、大法《たいほう》、霊山《れいざん》、本法《ほんぽう》、永隆《えいりゅう》、本仏《ほんぶつ》など寺が多い、それらの鐘楼....
花咲ける石」より 著者:坂口安吾
と思われ、彼の叫びをきくと猛獣も急いで姿を消したと伝えられている。 彼の名は楳本法神。金沢の人。人よんで今牛若という。十五にして富樫白生流の奥義をきわめ、家出....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
ば、供給に正比例し需要に反比例して変化もしないことは明らかである。故に経済学の根本法則は、今日まで、単に証明せられなかったのみでなく、また正しく認識せられず、方....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
もをもつ親のなやみのタネになっております。政府はこれにたいして道徳教育とか教育基本法の改正とかいっておりますが、それより必要なことは、政治の根本が曲がっている、....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
なること)を勧めるのではないと弁解されました。ただ人間が忘れている大切な動作の基本法則を取り戻して、これを我々の日常生活や、いろいろの体育競技(例えば乗馬、競争....