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本軍
「本軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
グラグラと、揺れた。その途端に、ゴンドラと、すれすれに、日の丸のマークのついた日
本軍の飛行機が、激しい火焔に包まれて、どっと下に落ちて行った。 「ジャップの飛行....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
界という巻莨一袋をやると、彼は拝して受取ったが、それを喫まなかった。自分の兄は日
本軍の管理部に雇われているから、あしたの朝これを持って行ってやりたいと云うのであ....
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
白い恐怖が、社会主義連邦のどこかに現われるのであった。ところが事態は急転して、日
本軍の沿海州撤退を転機に極東白系の没落が始まり、瞬く間に白露窮民の無料宿泊所と化....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
れつつ、粛々として陣を張っているのであった。 これは余談に亘るが、彼れ醤は、日
本軍のため、重慶を追われ、成都にいられなくなり、昆明ではクーデターが起り、遂に数....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
、一言にして白状せられよ。つまり金博士よ。あの未曾有の超々大戦果こそ、金博士が日
本軍に対し、博士の発明になる驚異兵器を融通されたる結果であろうという巷間の評判で....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
の空軍の活躍については、生憎ニュースがなかったのか、なにも記載がなかった。 「日
本軍は、敵ながら、なかなか天晴なものだ」 仏天青は、ひどく日
本軍の勇敢さに、ひ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
しかたがない。じゃあ、これは後から出発ということにして、あとのロケットだけで、日
本軍をむかえうつことにしよう」 怪塔王は、そのままこの司令機の中にのこることに....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
「あれを見ろ」 「えっ」 「下を見ろというんだ。あそこの氷上に見えてきたのは、日
本軍の基地にちがいない。今おれが爆弾をおとしてみせるから、よく見ていろ。おれはお....
「東京要塞」より 著者:海野十三
どっちかというと、中国の方に相当積極的な同情を示していた。ところがその後、わが日
本軍が各地に輝かしい戦績をおさめ、極東のことに関しては日本の同意なしには何一つや....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
お話をしようじゃありませんか」 「そうですね。もう大丈夫でしょうね。どうも私は日
本軍人が傍へくると、火のついたダイナマイトに近づいたようで、虫がすかんですよ」 ....
「電気鳩」より 著者:海野十三
どかあんと音がしたと思うと、どっと船ぞこに海水がはげしくながれこんできました。日
本軍艦のうった砲弾が、船ぞこをみごとにうちぬいたのです。 とたんに、高一のはい....
「「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
な顔をしていた。解説に拠ると、縛られているのは、露西亜のために軍事探偵を働き、日
本軍にとらわれ、ちょうど今、首を切られて示衆となるところである。囲んでいるのは、....
「昨日・今日・明日」より 著者:織田作之助
た時間内に、鶏を持参して帰らなければ、 「鶏の徴発が出来んとは、貴様はそれでも日
本軍人か、いやしくも日本の軍人である限り、百姓どもは喜んで鶏を提出する筈だ。――....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
立国家になることができまするならば、中ソ友好同盟条約中にあるところの予想される日
本軍国主義とその背後にある勢力にたいする軍事条項もおのずから必要はなくなると私ど....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
国の東亜連盟防衛上に於ける責務真に重大なり。特にソ国の侵攻に対しては、在大陸の日
本軍とともに断固これを撃破し得る自信なかるべからず。 昭和十五年十二月三十一日於....