朱印船[語句情報] » 朱印船

「朱印船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

朱印船の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白くれない」より 著者:夢野久作
去る程に此寺の住持なりし彼の和尚は、もと高野山より出でたる真言の祈祷師にて御朱印船に乗りて呂宋に渡り、彼地にて切支丹の秘法を学び、日本に帰りて此の廃寺を起し....
今日の文学の諸相」より 著者:宮本百合子
「南海譚」(文芸)を、作者のそのような歴史小説への意図をふくんで読み、三百年の昔朱印船にのって安南へ漕ぎ出した角屋七郎兵衛の生涯が「角屋七郎兵衛よ、お前が」と語....
赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
て発展した。即ち博多の大富豪島井宗室の大参謀となり、朝鮮、呂宋、暹羅、安南に、御朱印船の長として、貿易事業を進めたのである。 彼は復居合の名人であった。それに....
秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
可したのは豊臣秀吉で、それは我国の文禄元年、西暦の一五九二年のことであり、爾来御朱印船は、呂宋のマニラ市を中心として、南洋貿易を営み、平和の裡に巨利を博し、朱印....
私本太平記」より 著者:吉川英治
いではありません。海外との交易です。彼らは准后さまに取入って、官符をいただき、ご朱印船と公称して、あちらの国からさまざまな物を交易して帰り、その一部を、内裏の后....