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朱衣
「朱衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朱衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
も往来が出来るほどである。ほかに高さ五|尺ほどの銅人が数十も立っていて、いずれも
朱衣、大冠、剣を執って整列し、そのうしろの石壁には殿中将軍とか、侍郎常侍とか彫刻....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
い》す、これを逐疫という、云々、方相氏は黄金の四目あり、熊皮を蒙《かぶ》り、玄裳
朱衣して戈《ほこ》を執り盾《たて》を揚ぐ、十二獣は毛角を衣《き》るあり、中黄門こ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、火急に酒脯銭財を郊に致《いた》し、祭り、三たびその名を呼ぶと、玄石白馬に乗り、
朱衣を著《つ》け、冠蓋《かんがい》前後騎従数十人、別に二人の青衣あって節を執って....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
がさめて左のごとき寝言ができた。 隣室の鼾に和して蛙鳴く 紫の桐花の下や
朱衣の人 桐の花囚人看守曽て見ず 行く春を牢の窓より惜しみけり 永き....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
はない。半切幅のやや短目な紙中で、一展してゆくと、題詩が書いてあった。 画は、
朱衣を着た「祖師像之図」である。その達磨大師の右の足もとに、印章が一箇|捺してあ....