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李花
「李花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
李花の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
巻十九・四一三九〕 大伴家持 大伴家持が、天平勝宝二年三月一日の暮に、春苑の桃
李花を見て此歌を作った。「くれなゐにほふ」は赤い色に咲き映えていること、「した照....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
きりは判らない。大体は元中二年薨去、七十三、四歳位であらせられた。 御歌集は『
李花集』といって、建徳二年(五十九か六十)までの御作を集めてある。それと『新葉集....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
会などでは、しばしばお目にかかっていた。 宮は、ひとかどの歌人だった。後には“
李花集”の御著すらある。 「その君が」 ――ああなんと無残な、と昨夜は、警固の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
そは、好まぬお手の弓だった。いつか四十二のお年を風雲の中にかぞえられたが、自著「
李花集」の歌のかずかずにも窺われるように、性はまったく文雅なおひとであった。信濃....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
心(四字) 大字横幅 一 戦気・寒流帯月澄如鏡 一行、竪 一 春風桃
李花開時 秋露梧桐葉落時 二行、竪 この三点が、伝来も明瞭だし、....