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村税
「村税〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
村税の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
三年ごとに書換えの一反歩二円二十銭である事、滞納には年二割五分の利子を付する事、
村税は小作に割宛てる事、仁右衛門の小屋は前の小作から十五円で買ってあるのだから来....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
んだり、悪くすると法律の罪人が出来たりする。それから寺院墓地は免租地だから、結局
村税の負担が増加する。何も千歳村の活気ある耕地を潰さず共、電車で五分間乃至十分も....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
も知れぬ。なる程一応、農民の場合には必ずしもそうは考えないでいいようだ。従来市町
村税として、と云うのは要するに農村に於てということだが、一億三千万円に上る戸数割....
「田舎から東京を見る」より 著者:黒島伝治
関係のある生活に心をひかれ、自分自身の生活の中に這入りこんで、麦の収穫の多寡や、
村税の負担の軽重に、喜んだり腹を立てたり、近隣の噂話に耳を傾けて笑ったりするよう....
「瘤」より 著者:犬田卯
も出張、どこへ行って、どんな用事を足してくるのか分らなかったが、お蔭でまた村では
村税付加がじりじり大きくなって来た。他村では本税の二三割で済む自転車税の付加が、....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
五助さもよく聞きな。法律がどうのこうの、政府がどうのこうの、早い話が国税や県税や
村税から、年貢米一切合切、こうやって現にそいつで四苦八苦している俺達五段百姓が自....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
五郎さもよく聞きな。法律がどうのこうの、政府がどうのこうの、早い話が国税や県税や
村税から、年貢米一切合財、こうやって現にそいつで四苦八苦している俺達五反百姓が自....