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「条例〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

条例の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
短い月日の間が木曾地方の人民にとっては最も幸福な時代であった。目安箱の設置、出板条例の頒布、戸籍法の改正、郵便制の開始なぞは皆その時代に行なわれた。総蔵はまた、....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
なった)国外に追放せられる。しかしながら、これは刑罰ではなく、一種のいわゆる保安条例に過ぎないのであるから、名誉権・市民権・財産権等には、何らの影響もなく、期限....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
海の二字を除いた。同じ月に中江兆民が静岡を過ぎて保を訪うた。兆民は前年の暮に保安条例に依って東京を逐われ、大阪|東雲新聞社の聘に応じて西下する途次、静岡には来た....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
家論集」という博文館の最初の試みの雑誌が物議を生じた。其結果、出版法だか新聞雑誌条例だかの一部が修正された。博文館は少くも世間を騒がし驚かした一事に於て成功した....
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
ずあるのだから。 労働組合のすべての人にきいてみたいと思う。一九四九年度の公安条例。九原則。人員整理、失業とのたたかい、越年資金闘争のすべては「その大部分がい....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
》を言って、机を持出して、生計《くらし》の足しの安翻訳を始める。外国の貯蓄銀行の条例か何ぞに、絞ったら水の出そうな頭を散々悩ませつつ、一枚二枚は余所目《よそめ》....
修身」より 著者:宮本百合子
社説「人権擁護の完全を期するために」で第一、警察官の民主化の実行、第二、地方刑罰条例の濫発への警告――売春等取締条例・公安条例など「国会で決定せず、地方自治体で....
東大での話の原稿」より 著者:宮本百合子
を通らずに地方自治体できめて、それをムヤミにつくることを非難している。 一、今案条例 一、売春婦取しまり条例 一般の婦人のこまること、 これはどこまで....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
ず。就中《なかんずく》儂の、最も感情を惹起《じゃっき》せしは、新聞、集会、言論の条例を設け、天賦《てんぷ》の三大自由権を剥奪《はくだつ》し、剰《あまつさ》え儂《....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
を一変することが出来ると考え、また食料の需要が供給よりも大である時に、一片の特別条例を発して供給を即座に需要と一致させまたはこれよりも大ならしめることが出来ると....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
は下々《しもじも》の意見はどこにはけ口があるか? 怪しからんのは、徴兵法も、保安条例も、一切合切じゃ、それらを貴様達になり代って改正してやろうと言うんじゃから、....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
して置きたい。角藤に芝居を勧めたのは中江兆民居士である。居士はその当時、かの保安条例で東京を逐われて、しばらく大阪に住んでいた。政治論の盛んな時代で、かの末広鉄....
四十年前」より 著者:内田魯庵
都は今にも革命の巷とならんとする如き混乱に陥った。 機一発、伊公の著名なる保安条例が青天霹靂の如く発布された。危険と目指れた数十名の志士論客は三日の間に帝都を....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
は下々《しもじも》の意見はどこにはけ口があるか? 怪しからんのは、徴兵法も、保安条例も、一切合財じゃ、これを貴様達になり代って改正してやろうというんじゃから、そ....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
国太郎死す、三十八歳。女房役者として有望と称せられたる女形なり。 ○十二月、版権条例改正。脚本楽譜のたぐいも出願次第その版権を附与せられ、作者の権利はここに初め....