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「来会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

来会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
このたび、松本市に開かれた信濃山岳研究会に、来会したのを、機会として、私は松本市から遠くない、上高地温泉のために、温泉のため....
地球盗難」より 著者:海野十三
ろう。 「そうだ。……あの怪ドクトルかも知れない」 そうは思ったものの、折ふし来会せたドクトルが、なぜあのような重傷者を話途中にして殺害する必要があったのだろ....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
それをあるところで打切って、いよいよ聖者レザール氏をこの舞台へ招くことになった。来会者一同は、嵐のような拍手をもっていよいよ始まる心霊実験に大関心を示した。 ....
獄中生活」より 著者:堺利彦
遊会が開かれた。……場所は、角筈十二社の池畔桜林亭である。……幸いに曇天で、……来会者は男女合せて百五十余名の多きに達した。……安部磯雄氏発起人総代として開会の....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
人あまりも殖えていた。 主人からそれぞれに紹介されて、例のごとくに茶菓が出る。来会者もこれで揃ったという時に、青蛙堂主人は一礼して今日の挨拶に取りかかった。 ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
と新十郎にそゝがれて、今にも何か言いたげであったが、フッと目をそらしてしまった。来会者は訊問されることもなく、すぐ解散を許された。 残ったのは、総監と、特に居....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
て楽しく演ぜられた。モンセーニュールは大概の晩はささやかな晩餐に出かけて、嬌艶な来会者たちに取巻かれるのであった。モンセーニュールは極めて優雅で極めて多感であら....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
される商人達への軽蔑を感じた。私は失望と憤りのようなものを抱いて、列席していた。来会者も寥々としていた。鬚髪霜のような老校長は沈痛な顔をして、式辞を朗読した。 ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
フ両氏の発見したるスペクトルの分析を御目にかくるはずに相なりおり候。バルロー君も来会せらるべく、氏よりして貴男爵夫人もその時刻を知りたき御思召の由承わり申候。も....
食指談」より 著者:佐藤垢石
かったのであろう。 天保の、万八樓の会は壮観であった。入口に受付の帳場を設え、来会者を次から次へ住所、氏名年齢、職業を記入する。来会者百六十二人、受付の次の間....
春宵因縁談」より 著者:佐藤垢石
助けて貰いたい。と、いう意味の希望にみちた演説をしたのである。 これを聞いて、来会者は悉く感激した。頽れゆく旧主家に、救いの神が現われたような気持ちがしたので....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
頃の歌です。その梅なども、もとよりありません。昔駒寄せのあった向側に机を並べて、来会者に記名させる人々が待っています。筆を持ちますと、知人の名が目に附いて、もう....
殺人迷路」より 著者:甲賀三郎
、むしろ敵意を持って、じっと睨み合ったと云う方がいいだろう。 二人は事件の日以来会っていないのだ。事件のあった日の前までは、二人は親しい友人だった。記憶のいい....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
めが待ちうけていた。あやめのことは前に書いた。わたしと前後して、各社の諸君も大抵来会したのであるが、主人側の家橘が顔をみせない。茅ヶ崎の容態が悪いので、朝からあ....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
家にその人ありと知られたる小倉中学校長文学士伊東尾四郎君は、わざわざその任地から来会され、遺蹟報告者熊毛郡視学西原為吉君をはじめ、有志の人々六七名、また案内かた....