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「来光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

来光の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
ら権現岳を経て八ヶ岳連峰を縦走し本沢温泉へ下山、沓掛より浅間山に夜行登山をなし御来光を拝し小諸へ下山等の登山をした。 これらの登山中私はいつでもリーダーなくた....
貧しき人々の群」より 著者:宮本百合子
意味な者だろう。 私は、彼等とはまるで異った心持で、彼等のいわゆる「福の神の御来光」を待っていた。 ところへ、突然思いがけない事件が持ち上って、村中の者の心....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
親切は、心のうちで受けた。水蒸気があまりに濃やかであったため、待ち設けなかった御来光が、東の空にさした。しかし旭日章旗のような光線の放射でなく、大きな火の玉とい....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
あった。 光一はこのほかにもっとも尊敬していたのは校長の久保井先生であった。元来光一は心の底から浦和中学を愛した。とくに数多の先生に対しては単に教師と生徒の関....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ござんすよ、血気にまかせてはなりません。ひとつ乗鞍ヶ岳へ案内をして、朝日権現の御来光の有難いところを拝ませて進ぜましょうか。とにかく、ゆっくり御逗留《ごとうりゅ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
をして宝祚万歳《ほうそばんざい》を祈ること二十一回、富士のお山に登って、頂上に御来光を拝して、天下泰平を祈願すること八度――五畿東海東山、武総常野の間、やすみな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、いったい、山登りをしてどうなさるの、いい景色をごらんになるわけではなし、朝の御来光を拝みなさるわけではなし……それこそ、骨折り損じゃありませんか。それよりは、....
増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
行なっている。その年のうちに三代将軍は、工事奉行の土井利勝に工事速成の賞として、来光包の脇差を与えている。続いて大工鈴木近江、同木原杢などに賞を行なっている。 ....
利尻山とその植物」より 著者:牧野富太郎
も愉快であったのは、午後四時頃であったと思う、この利尻山の絶頂に於て、いわゆる御来光《ごらいごう》を見ることが出来た、即ち自分の姿が判然と自分の前を顕われるのを....