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東半球
「東半球〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東半球の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ぶは豹でアメリカで虎と呼ぶは旧世界に全くなきジャギュアル、また獅と呼ぶのは同じく
東半球に住まぬピューマなるなど猫属の諸獣の性質|酷《はなは》だ相似たる点から名称....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
リードが、聢《しっか》り手に執って見よというから、暫《しばら》く審査すると、全く
東半球に産せぬ響尾蛇《ラットル・スネーク》の画の外相だけ東洋の竜に酷《よく》似た....
「南路」より 著者:宮本百合子
図を拡げておおよその見当をつけながら、自分は感歎して外を眺めた。 北緯三十度。
東半球でいうとちょうど埃及《エジプト》のカイロ辺と同じ線上を駛っていることになる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
三十フィートまで長ずというから『本草』の懸値《かけね》は恕《ゆる》すべしで、実に
東半球最大の蛇だ。さて『本草』に〈身斑紋あり、故に錦纈《きんけつ》のごとし春夏山....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
トランドとアイルランドの有史前民がかようの物を使うた証拠品ありと。しかしその他に
東半球の人がかかる器を用いた例は少ないと見え、十二年前英国のアリソン博士が世界中....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
南米にベッカリーという獣二種ありて、後足に三趾を具うるので前後足とも四趾ある
東半球の猪属と異なり、また猪と違うて尾が外へ見《あら》われず、鹿や羊に近くその胃....
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
国文学界鳥瞰図」(鹿地亘氏)「抗日作家とその作品」(武田泰淳氏)を読むと、地球の
東半球の文学もいかに意義ふかい呻きの中にいるかが察せられる。鹿地氏の文章で、何故....
「新島繁著『社会運動思想史』書評」より 著者:宮本百合子
どりをその大略に於てとり入れることは果して絶対に不可能であったろうか。特に今日の
東半球の波瀾は、読者の心に渇望に近いその要求を呼びさましているのである。 私た....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
す(一九一六年板、スペンスの『北米|印甸人《インディアン》の鬼神誌』二七一頁)。
東半球には何でも中央アジアのトルキスタン辺にシュー人と等しく鼠を利害に関せず祖霊....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
るは驚くべし。家屋は三階ないし五階にして、欧米の大都会と異なるところなし。港湾は
東半球にはほかに見ざる天然の良港にして、西半球のリオデジャネイロ港とともに世界に....