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東嶺
「東嶺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東嶺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
りがたい結構な本です」と宗助に教えてくれた。白隠和尚《はくいんおしょう》の弟子の
東嶺《とうれい》和尚とかいう人の編輯《へんしゅう》したもので、重に禅を修行するも....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
さするのが気にかかります。誰かあとをつけて来そうでたまりません。振り向いて見ると
東嶺寺《とうれいじ》の森がこんもりと黒く、暗い中に暗く写っています。この
東嶺寺と....
「三国志」より 著者:吉川英治
をつげて、白日ここを通るものである。なんで汝らの科となろう。あとにて、関羽今日、
東嶺関をこえたり、と都へ沙汰をいたせばよい」 その日、車の蓋には、ばらばらと白....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
く。朝露が裾一尺ばかりを湿して草鞋はだんだん重たくなってくる。朝日がようよう高い
東嶺を抜け出て樹々の葉を透してくる。眼前がきらきらして一しきりこれと定めて物を見....