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松の雪
「松の雪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
松の雪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仙人」より 著者:芥川竜之介
っと後《あと》までも残っていました。何でも淀屋辰五郎《よどやたつごろう》は、この
松の雪景色を眺めるために、四抱《よかか》えにも余る大木をわざわざ庭へ引かせたそうです。
(大正十一年三月)....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ほどの面白いものがあります。しかし、主膳はそれほどに風流人ではありません。馬場の
松の雪を見んがために、ワザワザここへ飲み直しに来たものとも思われません。 主膳....
「源氏物語」より 著者:紫式部
はあったはずであるなどと二人は語り合って、大姫君、 君なくて岩のかけ道絶えしより
松の雪をも何とかは見る 中の君、 奥山の松葉に積もる雪とだに消えにし人を思はま....