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「松屋筆記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

松屋筆記の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
ャガール、ヘブライ名シュアルこれらより転訛して射干また野干と音訳されただろう、『松屋筆記』六三に「『曾我物語』など狐を野干とする事多し、されど狐より小さきものの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
葉にて捲き引き出せば、わずかに尾ばかり差し出たるにても引き出すといえり云々と、『松屋筆記』五三に出づ。 蛇の変化 これに関する話は数え切れぬほど多い....
十二支考」より 著者:南方熊楠
も妙だと見ゆ。日本で馬糞石など俗称し、稀に馬糞中に見出す物で予も数個持ち居る。『松屋筆記』に引ける『蓬※日録』に、〈およそ兵事を達するには、急に能く風雨を致し、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の劫《こう》をへたるが狒々《ひひ》という物になりたるが山神になる事といえり」、『松屋筆記』に『今昔物語』の美作《みまさか》の中参の神は猿とあるを弁じて、参は山の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
4 前項に書いたほかにまだまだ弥勒《みろく》と僭称した乱賊の記事がある。『松屋筆記』六五に『二十二史|箚記《さっき》』三十巻、元の順帝の至正十一年、〈韓山....
十二支考」より 著者:南方熊楠
夷子《えびす》、大黒《だいこく》を対称しただけは判る。高田|与清《ともきよ》は『松屋筆記《まつのやひっき》』七五に大黒の槌袋に関し『無尽蔵』巻四を引きながら、巻....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
はないが、上野利根郡後閑村には八掬脛社というのがあって、長髄明神というとの事が、松屋筆記(七十八)に見えている。嘉永の富田永世著上野名跡誌には、安倍貞任の残党の....
サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
はくゞつにて、後は遊女になりて、両方の事を知りてめでたかりけり。(以上は柳田君も松屋筆記により引用せらる)前草が云ひけるは、歌は第一の句を短く歌ひて吉なりとぞ云....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
是に代用した結果ではないかと考える。 小山田与清は近代の博学であるが、その著『松屋筆記』の中には、武蔵|南多摩郡の由木村の地名を解釈して、弓削氏の植民地であっ....
河豚」より 著者:吉川英治
吐く。黒砂糖を白湯でのむ。塩の汁をたくさん飲む。樟脳を湯にたてて服用する。などは松屋筆記の記載。今の料理でも用いられているので、茄子と共に食べると中たらないとい....