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松本学
「松本学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
松本学の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
のモラリスト達は(モンテーニュから始まる――モンテーニュは関根秀雄教官のおかげで
松本学議員から賞金を拝受した)、多くは時代々々の勤労大衆とは縁のない連中ばかりで....
「近頃の話題」より 著者:宮本百合子
に川端康成氏と尾崎士郎氏とに授賞して、十六日解散した。懇話会の主宰者・元警保局長
松本学氏談として、帝国芸術院が出来上って、政府もわれわれの考えるような文化への態....
「矛盾の一形態としての諸文化組織」より 著者:宮本百合子
アカデミーについて言及する時、人々の顔には複雑な表情が浮ばざるを得ないのである。
松本学氏によって「文芸懇話会」がつくられていた間、文芸懇話会賞というものが出され....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
芸年鑑』) 国内における文化統制の具体化は、国際文化振興会の成立以前、既に前年
松本学氏が警保局長であった当時、故直木三十五氏や三上於菟吉、佐藤春夫、吉川英治諸....
「世界一もいろいろ」より 著者:宮本百合子
日本原理の上に樹つ新日本諸学を建設し、全国民に日本文化の神髄を深く自覚せしめるための日本文化中央連盟が、
松本学氏などを中心として実業家、役人、学校経営者などによって結成された。百万円を....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
単に個人々々の思いつきで、或いは農本主義とか(後藤内相)或いは「邦人主義」とか(
松本学)を唱えるだけで、事実一向にまとまりがない。政党政治家も亦、彼等が地主・ブ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ける文芸出版物の統制指導の機関を意味するのだというのが、世間一般の解釈であった。
松本学氏の手になる文芸懇話会の官許版だというわけだ。この文芸懇話会の文芸統制の社....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
席?の間に)教授団に限る。その次は文部省のお役人が之を審査する。尤も文芸懇話会の
松本学氏のような人を学長か総長にすれば、この学長か総長がよろしく工作を※むかも知....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
いるということを注意しなければならないが、ところで、多数の大衆作家達が前警保局長
松本学氏の後押しで「帝国文芸院」運動をはじめたことは有名だ。後の「文芸懇話会」「....
「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
基金がでたか分らない「新日本文化の会」というものが組織されて、それはもと警保局長
松本学と林房雄、中河与一等によって組織された文芸懇話会の拡大されたものであったこ....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
が旧来の思想統制・文化統制・の、最後の統一的な推進の発展段階だと見られるからだ。
松本学氏が文芸懇話会を解消する理由として、帝国芸術院が出来たからもう要らなくなっ....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
勿論日本型の)のために、半官半民の形を以て、援助に出馬したのは、しばらく前からの
松本学氏の如き人物である。その仕事の系統は国維会(岡田内閣成立前)に発して本年に....