染粉[語句情報] »
染粉
「染粉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
染粉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「永日小品」より 著者:夏目漱石
い筋が横に蜿《うね》って動いている。泥炭《でいたん》を含んだ渓水《たにみず》は、
染粉《そめこ》を溶《と》いたように古びた色になる。この山奥に来て始めて、こんな流....
「無惨」より 著者:黒岩涙香
々の話をしながら実は己の親類に年の若いのに白髪の有て困って居る者が有がお前は白髪
染粉の類を売はせぬかと問ますと其様な者は売ぬと云います夫なら若し其製法でも知ては....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ンネングサを集め、その乾いたものを生きたときのように水で復形させ、これを青緑色の
染粉で色を着け、これを一束ねずつ小さい盆栽とし、それを担って諸国を売り歩き大いに....
「初看板」より 著者:正岡容
っていることばかりでした。なんだか自分の粗悪な「芸」の着物を、いっぺんに極上等の
染粉をつかって見ちがえるように洗いあげられたようなすがすがしさを感じました。すっ....