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「柿紅葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

柿紅葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出す事など」より 著者:夏目漱石
な空間から、大きな岩や、松や、水の断片をありがたく拝した。竹藪《たけやぶ》の色、柿紅葉《かきもみじ》、芋《いも》の葉、槿垣《むくげがき》、熟した稲の香《か》、す....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
えぬ辺に、春来れば李や梅が白く、桃が紅く、夏来れば栗の花が黄白く、秋は其処此処に柿紅葉、白膠木紅葉、山紅葉が眼ざましく栄える。雪も好い。月も好い。真暗い五月闇に....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
の地には「野分《のわき》」がなく「五月雨《さみだれ》」がなく「しぐれ」がなく、「柿紅葉《かきもみじ》」がなく「霜柱」もない。しかし大陸と大洋との気象活動中心の境....
濞かみ浪人」より 著者:吉川英治
っと、話しもしないで、それで退屈そうでもない人々が、彼にはふしぎだった。 ――柿紅葉 ――新酒 ――後の月 そんな席題が貼り出されてある。何の事か、彼に....