栄名[語句情報] »
栄名
「栄名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
栄名の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
為の繰言とのみ思ひて、何も遠藤殿の仰せらるる迄もなし、我々も明日の軍に討死して、
栄名を後世に伝ふべきにて候ふと答へしかば、喜右衛門尉も悦び、左様にてこそ誠の忠臣....
「運命」より 著者:幸田露伴
すというべし。 道衍の一生を考うるに、其の燕を幇けて簒を成さしめし所以のもの、
栄名厚利の為にあらざるが如し。而も名利の為にせずんば、何を苦んでか、紅血を民人に....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
十六貫目の物を負わせ、千円の身代ある者へ千円の金を貸すべし」と言うときは、人望も
栄名も無用に属し、ただ実物を当てにして事をなすべきようなれども、世の中の人事はか....
「日本男子論」より 著者:福沢諭吉
孫の幸福は、何を以て最《さい》とするやと尋ねたらば、独立の体面を維持して日本国の
栄名を不朽に伝うるのほかなかるべし。而《しこう》してこの体面と
栄名とを張るにいさ....