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栄養食
「栄養食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
栄養食の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
しどんぶり》。葱《ねぎ》と小間切れの肉豆腐。濁った味噌汁。これだけが十銭玉一つの
栄養食だ。労働者は天真に大口あけて飯を頬ばっている。涙ぐましい風景だった。天井の....
「竜田丸の中毒事件」より 著者:宮本百合子
この事については、一般がもっともっと注意を向けなければなるまいと思う。共同炊事や
栄養食の配給ということは食べるものが清潔であるということが、いって見れば第一条件....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
物質の綜合研究と調査に着手している。 財団法人遺伝研究所(一九四七年四月設立)
栄養食料学会(一九四七年五月設立) 国立栄養研究所(一九四七年五月)は厚生省公....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ネフの*『散文詩』 (八) 一九三六・一〇・二一 百合子へ *『療養新道』*『
栄養食と治病食』*『内科読本』*『国民保健読本』 (九) 一九三六・十一・二 ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
※堀『リカアドウ』 ※『わが七十年を語る』 ※『猟人日記』 ※『散文詩』 ※『
栄養食と治病食』 ※『内科読本』 ※『国民保健読本』 一九三七年 百合宛 ....
「技術へ行く問題」より 著者:戸坂潤
色々の実験が、実験としての自覚の下に、行なわれていることを忘れてはならぬ。例えば
栄養食の研究は一定の集団的に規正された生活を営む人間達を材料として、実験的に行な....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
×××××と言って、あいつ一日延ばしに私から金を取る事ばかり考えているよ、そして
栄養食ヴィタミンBが必要ですか、奴淫売《ドインバイ》のくせに!」 女給が三人 ....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ャクの栄養分析というものを見せた。コンニャクは殆ど百%カルシュームで、結核患者の
栄養食としては至極適当なものであることが諸本の一致して説くところであった。 患....
「美食七十年の体験」より 著者:北大路魯山人
いかに多くはびこっているかを物語っているものといえよう。 幼稚な栄養研究者は、
栄養食と栄養薬を混同しているようである。
栄養食とは口に美味で人間を楽しませ、精神....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
にも家庭にもないからであるらしい。栄養栄養と、この流行に災いされ、栄養薬を食って
栄養食の生活なりと、履き違えをしているらしい。 えて
栄養食と称するものは、病人....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
好であった。瀕死の患者が皆助かった。これを始めてから一人も死なないようになった。
栄養食としては肝臓野菜食療法を実施した。どんな動物でもいいから肝臓をとって、なる....
「家庭料理の話」より 著者:北大路魯山人
ない。みずからの見識をもって、世の嘲笑を買わないまでに料理道に目覚め、各人各様の
栄養食を深く考え、食によって真の健康を勝ち得てもらいたい。 かつて畏友大村医博....
「料理一夕話」より 著者:北大路魯山人
者などの料理が、調理に無知にしてよき割烹が出来ないのは、そこに因があるのである。
栄養食研究は、今後調理に深い関心を持つ篤学者が出て、いわゆる、一流の調理人以上が....