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校尉
「校尉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
校尉の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「李陵」より 著者:中島敦
そのときはじめて兵を北に還《かえ》そうということに決まったという。これを聞いて、
校尉《こうい》韓延年《かんえんねん》以下漢軍の幕僚《ばくりょう》たちの頭に、ある....
「三国志」より 著者:吉川英治
弾くひなびた妓などもいて相当に賑わっていた。 この地はまた、太守劉焉の領内で、
校尉鄒靖という代官が役所をおいて支配していたが、なにぶん、近年の物情騒然たる黄匪....
「三国志」より 著者:吉川英治
しばらくお待ち下さい」 と追いかけてきて、輦の前にひざまずいた。見れば、城門の
校尉|伍瓊と、尚書の周※であった。 「なんだ、汝ら、わが途上をさえぎって」 「無....
「三国志」より 著者:吉川英治
に苦労してきた奴らですから、ひとつ官職を与えてやっておくんなさい。――御史とか、
校尉とか、なんとか、肩書をひとつ」 と、強請ったりした。 あまりの浅ましさに....
「三国志」より 著者:吉川英治
い人物です。義を以て語れば、必ずお力となりましょう」 「それは頼もしい。朝廟にも
校尉※輯、議郎呉碩の二人がある。二人とも漢家の忠良だ。吉い日をはかって、打明けて....
「三国志」より 著者:吉川英治
え」 「その人の生地は瑯※陽都(山東省・泰山南方)と聞き及んでおります。漢の司隷
校尉、諸葛豊が後胤で、父を諸葛珪といい、泰山の郡丞を勤めていたそうですが、早世さ....
「三国志」より 著者:吉川英治
周瑜にさずけて、その場で、彼を呉軍大都督とし、程普を副都督に任じ、また魯粛を賛軍
校尉として、 「下知にそむく者あらば斬れ」と、命じた。 「断」は下った。開戦は宣....
「三国志」より 著者:吉川英治
授けた。 「丁斐、披見してみろ」 丁斐が畏る畏る開いてみると、今日ヨリ汝ヲ典軍
校尉ニ命ズ、という辞令であった。
校尉丁斐は、感泣して、 「長くこの渭南に県令....
「三国志」より 著者:吉川英治
そかに兵備にかかった。 歴城のうちに、姜叙が信頼している二名の士官がいる。統兵
校尉の尹奉と趙昂とであった。 趙昂の子の趙月は、冀城落城このかた、馬超のそば近....
「三国志」より 著者:吉川英治
「雨、やめかし」 と、天に祷ったが、そのかいも見えない。 太尉|華※、城門
校尉|楊阜、散騎黄門侍郎|王粛たちは、初めから出兵に反対の輩だったので、民の声と....